Bukkitの入手(BuildToolsの使い方)
ここではBukkit(Spigot)を入手する方法を紹介します。
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目次
最初に: 必ず自分でビルドする
巷には「Bukkitを入手できるサイト」が存在しますが、これらのサイトからダウンロードしてはいけません。
Bukkitは自分でビルドする以外の入手法がなく、巷の配布サイトは公式によるものではありません。要するに巷の配布サイトは勝手に配布しているという事です。
また、Bukkitの開発は常に活発に行われており、同じマインクラフトバージョンでも頻繁に細かいバグ修正が行われています。
過去にはこうしたダウンロードサイトから古いバージョンをダウンロードして「バグがある!」などと迷惑な報告をするユーザーに不快感を示していたこともあります。
必ず自分でビルドしたBukkitを利用しましょう。
大丈夫。Bukkitのビルドはとっても簡単。それを今から解説します。
必要な物
BukkitのビルドにはBuildToolsというツールを使います。
BuildToolsは公式Jenkinsから入手できます。(直リンクURLはhttps://hub.spigotmc.org/jenkins/job/BuildTools/lastSuccessfulBuild/artifact/target/BuildTools.jarです)
また、BuildToolsを動作させるためにはGitとJavaが必要です。(JavaはJREで十分です。JDKである必要はありません。)
OS別のインストール方法は次の通り。
Windows
GitのインストールにはGit for Windowsを使うのが簡単です。ダウンロードしてインストールしてください。
Javaはjava.comからダウンロードしてインストールしてください。
余談ですが、最新のBuildToolsではGitがインストールされていない場合にPortableGitを自動でダウンロードして使用する仕組みがあるためGitをインストールしなくても動作する可能性があります。ただ、通常はGitをインストールすることが推奨されます。
Linux
Linuxを使用している場合は無難にOS付属のパッケージマネージャーでGitとJavaをインストールするのが良いでしょう。
UbuntuやDebianではaptを使用してインストールします。
sudo apt install git default-jre
CentOSなどのRHEL系ではyumを使用してインストールします。
sudo yum install git java-1.8.0-openjdk
macOS
macOSでも他と同じようにGitとJavaが必要です。
Gitはgit-scm.comからダウンロードするなり、Homebrewを使ってインストールするなり、Xcodeと一緒にインストールするなり、お好きな方法でどうぞ。
Javaはjava.comからダウンロードしてインストールしてください。
ビルド
コマンドで作業します。Windowsの場合はGitBashから作業してください(コマンドプロンプトなどでは正しく動作しない可能性があります)
ここまで来れば後は簡単、サーバーと同じようにjavaでBuildToolsを起動するだけです。
java -jar BuildTools.jar --rev latest
--rev
に指定できる値は公式サイトに記載されています。
latestが最新の安定版なので通常はこれを使用したので構いません。(新しいバージョンが出たばかりの不安定な段階では、latestではなく個別にバージョン番号を指定する必要があります)
どれを使えばいいの?
ビルドが完了するとcraftbukkit-(バージョン).jar
とspigot-(バージョン).jar
が生産されます。
どちらを使用してもBukkitサーバーであることに変わりはありませんが、通常はSpigotを使用する方が良いでしょう。
SpigotはBukkitに改良を施したサーバーです。CraftBukkitよりも軽いです。
参考
- 公式Wiki (英語)